Covid-19パンデミック等によるTIAまたは軽度脳卒中患者に対する抗血小板療法の再考



PubMed URLhttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/32362487

タイトル:New Data and the Covid-19 Pandemic Mandate a Rethink of Antiplatelet Strategies in Patients With TIA or Minor Stroke Associated With Atherosclerotic Carotid Stenosis.

TIAまたは軽度の虚血性脳卒中を発症した場合の治療アルゴリズム>

0〜49%狭窄:CEA(頸動脈血栓内膜剥離術) / CAS(頸動脈ステント留置術)は適応外

17日:アスピリン300–325mg11回)+ジピリダモールMR 200mg11回)

814日:アスピリン300–325mg11回)+ジピリダモールMR 200mg12回)

15日以降:アスピリン75mg11回)+ジピリダモールMR 200mg12回)

もしくは、

初日(負荷投与):アスピリン162–325mg+クロピドグレル300mg

2~7日:アスピリン162–325mg(1日1回)+クロピドグレル75mg(1日1回)

8~21日:アスピリン75–81mg(1日1回)+クロピドグレル75mg(1日1回)

22日以降:クロピドグレル75mg(1日1回)

5099%狭窄:CEA(頸動脈血栓内膜剥離術) / CAS(頸動脈ステント留置術)を(患者の適応、好み、またはCovid-19パンデミックにより)考慮しない場合

1~14日:アスピリン300–325mg(1日1回)+ジピリダモールMR 200mg(1日2回)

15日以降:アスピリン75–81mg(1日1回)+ジピリダモールMR 200mg(1日2回)

もしくは、

初日:(負荷投与):アスピリン162–325mg+クロピドグレル300mg

27日:アスピリン162–325mg11回)+クロピドグレル75mg11回)

821日:アスピリン75–81mg11回)+クロピドグレル75mg11回)

22日以降:クロピドグレル75mg11回)

50〜99%狭窄:CEA(頸動脈血栓内膜剥離術)を迅速に施行する場合

114日:アスピリン300–325mg11回)+ジピリダモールMR 200mg12回)

15日以降:アスピリン75–81mg11回)+ジピリダモールMR 200mg12回)

もしくは、

初日(負荷投与):アスピリン300–325mg+クロピドグレル75mg

2日~CEA施行:アスピリン75–81mg11回)+クロピドグレル75mg11回)

CEA施行以降:クロピドグレル75mg11回)

【参考情報】

内頚動脈狭窄症の外科的治療:https://clinicalsup.jp/contentlist/98.html

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