欧州心臓病学会の心不全におけるSGLT2阻害薬のポジションペーパー



PubMed URL:https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33068051/ 

タイトル:Heart Failure Association of the European Society of Cardiology update on sodium–glucose co‐transporter 2 inhibitors in heart failure

<概要(意訳)>

欧州心臓病学会(ESC)の心不全協会(HFA)は、最近、心不全(HF)におけるSGLT2阻害剤に関するポジションペーパーを発表した。

本文書は、新しい大規模臨床試験のエビデンスに基づき、更新する推奨事項を下記に示す。

カナグリフロジン、ダパグリフロジン、エンパグリフロジン、エルツグリフロジンは、2型糖尿病で「心血管疾患の2次予防、または心血管リスクが高い患者」における「HF入院の予防」に推奨される。

ダパグリフロジン、エンパグリフロジンは、2型糖尿病の有無に関わらず、「既にガイドラインに基づいた治療を受けている症候性HF患者」における「HF入院と心血管死の複合リスク減少」の為に推奨される。

Eur J Heart Fail. 2020 Nov; 22(11): 1984-1986.

【参考情報】

心不全の治療とは? 心不全のステージ分類と基本方針

心不全の治療とは? 心不全のステージ分類と基本方針 | メディカルノート (medicalnote.jp)

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